やきもの旅
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石川県 能美・加賀|九谷焼

九谷

鮮やかな色絵を、「今つくる場所」と「歴史が残る場所」の両方からたどる旅。

能美の九谷陶芸村では、名品を見る、制作工程を知る、絵付けや作陶を体験する、器を買うまでをまとめて楽しめます。そこから加賀へ足を延ばすと、九谷焼専門の美術館や再興九谷の窯跡があり、華やかな色絵が生まれ、受け継がれてきた時間まで見えてきます。

九谷五彩色絵磁器陶芸体験窯跡
こんな旅に合います

器の色や絵付けが好きで、名品を見るだけでなく、職人の仕事・体験・歴史まで一つの旅につなげたい人に。

石川県九谷焼美術館で展示される九谷焼Photo: 663highland / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0(WebP変換・圧縮)

なぜ、九谷は「能美+加賀」で見るのか

現在の制作・体験・販売が集まる能美と、発祥・再興の歴史が濃く残る加賀で、旅の役割がはっきり分かれるからです。

能美|九谷陶芸村

見る・知る・作る・買うが一か所に

九谷陶芸村には、五彩館、浅蔵五十吉記念館、体験館、職人工房に加え、10の九谷焼店舗が集まっています。初めての九谷焼旅でも、自分の興味を広げやすい拠点です。

能美市|九谷陶芸村

加賀|専門美術館

古九谷から現代までを体系的に見る

加賀市の石川県九谷焼美術館は、九谷焼を網羅的・専門的に紹介する美術館。青手、五彩手、赤絵・金襴手など、時代と様式の違いを実物から比べられます。

加賀市|石川県九谷焼美術館

加賀|国指定史跡

再興九谷を窯跡から知る

山代温泉の九谷焼窯跡展示館では、国指定史跡の窯跡や登り窯を見学できます。完成した器だけでは分からない「焼く場所」の歴史を旅に加えられます。

ほっと石川旅ねっと|九谷焼窯跡展示館

九谷焼は「色」を見比べると面白い

九谷焼には一つの見た目だけではなく、青手、五彩手、赤絵・金襴手など、時代や作り手によって異なる色絵の表現があります。

五彩館九谷五彩をイメージした展示空間で、江戸期から現代までの作品と制作工程を知ります。
体験館・職人工房自分で絵付けや作陶を体験し、職人が今どのように九谷焼をつくっているのかを見る。
九谷焼店舗陶芸村の10店舗を巡り、伝統的な絵付けから現代的な器まで見比べます。
加賀の美術館・窯跡発祥から再興、輸出で「ジャパン・クタニ」と呼ばれた時代まで、現在の器につながる歴史を補います。
能美と加賀は離れているため、両方を同日に巡るなら車が組みやすい旅です。公共交通の場合は、九谷陶芸村だけで半日〜1日、加賀側は別日または宿泊と組み合わせると余裕があります。休館日や体験受付時間は訪問前に公式情報をご確認ください。
石川県九谷焼美術館の展示・館内風景
石川県九谷焼美術館|加賀側で九谷焼の様式と歴史を体系的に知る拠点。画像クレジット
場所をつかむ

九谷は、どう巡る?

能美の九谷陶芸村と、加賀の専門美術館・窯跡は別エリアです。「今の制作」と「歴史」を二つの地域でつなぐ広域の旅として考えます。

能美と加賀、2つの九谷焼拠点

北が上です。丸い範囲は正式な産地境界ではなく、旅の役割が異なる二つの地域の位置関係をつかむための目安です。

文文化・歴史施設○主な旅エリア
文文化・歴史施設主な旅エリア(目安)

地図はOpenStreetMapを利用しています。円は正式な産地境界ではありません。マーカーをタップすると説明と外部地図へのリンクが表示されます。

能美

九谷陶芸村で、鑑賞・制作工程・体験・買い物をまとめて楽しみます。

加賀・大聖寺

石川県九谷焼美術館で、古九谷から現代までの様式の変化を整理します。

加賀・山代

九谷焼窯跡展示館で、再興九谷を支えた窯と焼成の歴史を見ます。

一日で巡るなら、この順番

「現在の九谷を体験する → 歴史を整理する → 窯跡で焼く場所を見る」の順にすると、華やかな器の背景が立体的になります。

1
九谷陶芸村・五彩館

まず名品と制作工程を見て、九谷五彩や代表的な絵付けの違いをつかみます。

2
体験館・職人工房・器探し

絵付けや作陶、職人の仕事、10店舗での器探しへ。見るだけだった色を、自分の体験につなげます。

3
石川県九谷焼美術館

加賀へ移動し、古九谷、再興九谷、近現代の作品を見て歴史を整理します。

4
九谷焼窯跡展示館

最後に山代の窯跡へ。完成品から遡り、器を焼いてきた場所そのものを見て旅を締めます。

10産地を見比べる

色絵の九谷と、土と炎の備前

器の魅力が町のどこに表れるかは産地ごとに違います。鮮やかな上絵付けをたどる九谷と、無釉の焼け景色をたどる備前を続けて見ると、その違いがはっきりします。

備前を見る